アニモンダキャットフードは子猫に危険？成分・原材料を徹底分析！【口コミ】｜安全なキャットフードおすすめ№1決定総選挙！ランキング1位は？

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アニモンダキャットフードは子猫に危険？成分・原材料を徹底分析！【口コミ】

アニモンダはドイツ最大のペットフード会社。
自然で安心な厳選した原材料を使うことをポリシーとしています。
人工着色料・人工保存料・人工香料などはもちろんのこと遺伝子組み替え食品も不使用。

ドイツで信頼されているのはもちろんのこと、日本でもアニモンダという名前を聞いたことがある猫飼いさんは多いのではないでしょうか。
ちなみにアニモンダの親会社は、ストックマイヤーという人間用の肉や加工食品を製造・販売している会社です。
アニモンダでは、この親会社の管理基準を採用していますので、安全面では全く心配はありません。

そんなアニモンダには、ウェットフードのフォムファインステン、ドライフードのフォムファインステンデラックス、食材にこだわったラフィーネ、療法食のインテグラプロテクトなどがあります。

このなかで子猫用のキャットフードがあるのは、ウェットフードのフォムファインステンとドライフードのフォムファインステンデラックスの2種類。
今回は、ドライフードのフォムファインステンデラックスについて調べてみました。
ちなみにフォムファインステンはドイツ語で"最高級"という意味ですよ。

種類	子猫用総合栄養食
容量	250g
価格	864円(Amazon)
販売元	アニモンダ
原産国	ドイツ

※価格は税込

アニモンダフォムファインステンデラックスキツン開封！

開けてみると、けっこう匂いが強めです。
早速、よってきました。

猫さんはおいしい！と感じるようですね。
子猫じゃないのに食べ始めました^^;

好き嫌いが出てきた4歳の猫さんも食べるので、子猫ならもっと食べる子の割合が多いのではないかと思います。

上の写真で見るより、実物は小粒に感じます。
サイズを測ってみました。

多少サイズにばらつきはありますが、7mm～7.5mmの粒が大半でした。

家にあったアニモンダの療法食インテグラプロテクト(pHバランス)と並べてみました。

比べると、フォムファインステンデラックスキツンが小さいのがわかると思います。
ただアニモンダの療法食は、リニューアルされて粒が大きくなったというレビューがAmazonに多くあったので、ちょっと比較対象が良くないかな？
子猫用ではありませんが、ほかのキャットフードとも比較してみますね。

全年齢対象のモグニャンと比べてみました。

モグニャンの方が小粒ですね。
モグニャンはリニューアルされて、粒のサイズが小さくなりました。

アニモンダフォムファインステンデラックスキツンの詳細

アニモンダのキャットフードは、プレミアムフードに分類されちょっと高め。

子猫用のフォムファインステンデラックスは、Amazonで864円。
えっ？安いんじゃない？？と思ったかも知れませんが、これ250gの価格なんです。
1.75kgは、楽天で約4,000円でした。

高めではありますが、人工着色料などの添加物が入っていないので、その点は子猫にも安心です。

アニモンダフォムファインステンデラックスキツンの成分

パッケージ本体はドイツ語ですが、日本語で記載したシールが貼ってあります。

同じシリーズのアダルト猫用とシニア猫用と比較してみました。

	子猫用	アダルト猫用	シニア
タンパク質 %	34	30	28
脂肪 %	12	18	15
粗繊維 %	2.1	2.1	2.6
粗灰分	6	6	5
水分 %	8	8	8
カルシウム %	0.9	0.9	0.8
リン %	0.8	0.7	0.65
マグネシウム %	0.08	0.08	0.07
オメガ6脂肪酸 %	3.5	3	3
オメガ3脂肪酸 %	0.5	3.5	0.25
タウリン g/kg	3.5	2.4	2.4

アダルト猫用・シニア猫用に比べるとたんぱく質やタウリン、オメガ6脂肪酸などが特に多めです。

たんぱく質

猫は、タンパク質を多く必要とする肉食動物です。
肉食動物は、タンパク質を分解する力が強くそこからエネルギーを生成します。
主食が動物性のタンパク質というわけですね。

タンパク質が不足するとどうなるのかと言うと、筋肉などを分解してエネルギーを得ることになります。
こうなってしまうとマズイですね。健康ではなくなってしまいます。

人間は1日あたり体重1kgに対して1.2gのタンパク質が必要です。
猫の場合は体重1kgに対して3～5gものタンパク質が必要なんです。

3～5gと幅があるのは、子猫とシニア猫の違いです。
シニア猫になるとタンパク質の必要量が減ると言うより、腎機能が低下してくるので減らす必要があるんです。

つまり育ち盛りの猫には、高タンパク質で低炭水化物のキャットフードが理想なんですね。
アニモンダのフォムファインステンデラックスキツンは、理想的なバランスですね。

オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸

オメガ6脂肪酸は、免疫機能を高め感染症が起こりにくくなる働きがあります。
しかし摂取する量が多いと、自己免疫疾患や関節炎など炎症が強く出やすくなります。

オメガ3脂肪酸は炎症を抑えるという、オメガ6脂肪酸と逆の働きがあります。
つまりこの2つはバランスが大事というわけですね。
そのため年齢に応じたバランスで配合されています。

ちなみにオメガ6脂肪酸は、猫の毛をツヤツヤにしてくれます。
ただ食べてすぐツヤツヤになるのではなく、約3～4か月かかると言われています。
健康な子猫は、もともとツヤツヤなのであまり変化に気づかないかも知れませんが、長毛の場合ブラシの通りが良くなりますよ！

アニモンダフォムファインステンデラックスキツンの原材料

鳥肉粉(低灰)、ライス、コーン、鳥脂肪、コーンタンパク、鳥レバー、魚油、牛タンパク、加水分解鳥タンパク、ビートパルプ、イースト、乾燥全卵、ミネラル、オート麦繊維、フラクトオリゴサッカライド、Lカルニチン、ユッカシジゲラ、ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE

鳥肉粉(低灰)

鳥肉粉(低灰)って普通の鶏肉と違うの？と思いませんか？

低灰=灰分の値が低い　というのは文字を見てわかりますね。
灰分は「かいぶん」と読みます。
灰分とは、燃やした後に残る灰のこと。燃えかすのことです。

一般的な鳥肉粉の灰分は16～17%ですが、アニモンダに使われている鳥肉粉の灰分は最高でも11%なんです。
高品質の鳥肉粉を使っていることがわかりますね。

ユッカシジゲラ

ユッカシジゲラもあまり目にしないものですね。
ユッカシジゲラは植物で尿の臭いを減らす成分が含まれています。

猫の尿は、ハッキリ言って臭いがキツイです。
猫のトイレの砂は優秀なものが多いので、猫ちゃんがしっかり砂をかけてくれたら、ほとんど臭いません。
トイレ掃除するときは、掘り起こして固まりを捨てるので臭いますが…
まぁ肝臓がしっかり働いていて、健康な証拠だと思えば我慢できるはず(笑)

ビートパルプ

口コミを見ると、子猫の下痢が治った！というものが目立ちました。
お腹が弱い子やアレルギーでゆるめのウンチになってしまう場合は、改善されるようですね。

アレルギーの場合は、その猫ちゃんのアレルゲンが入っておらず改善したのでしょうが、緩めのウンチが改善されたのは、ビートパルプが入っているからだと考えられます。

ビートパルプはビート(さとう大根・甜菜)から砂糖を取り除いたあとに残るカスのこと。
ビートパルプには便を固くし、量を増やす働きがあります。
そのためウンチが硬くなり過ぎる子もいるようです。

ただ、便を固くするのと同時に、水分を含んで便痛を良くする働きもあるんです。
ややこしい成分です。
つまり配合量がカギなんでしょうね。

よく低価格のキャットフードのかさ増しに使うと言われますが、毛繕いをしたときに飲み込んでしまった毛を絡める働きもあります。
毛玉ケア用のキャットフードに使われることが多い成分です。

ビートパルプが気になる方は、リンゴなどの果物、サツマイモやかぼちゃなどの野菜にも同じ働きがあるので、こうした原材料を使ったキャットフードを選ぶと良いでしょう。

モグニャン、カナガンキャットフード、ジャガーキャットフード、ねこはぐなどがそうですね。
モグニャンキャットフードはリンゴ・かぼちゃなど、ジャガーキャットフードはりんごが使われています。
ねこはぐやカナガンキャットフードは野菜ですね。

低価格のキャットフードでもビートパルプを使っていないものもあります。
猫元気なんかはりんごを使っています。ただ着色料も使っていますが…。
銀のスプーン(着色料)、シーバ(着色料)、モンプチ(着色料)などもビートパルプを使っていません。

まとめ

アニモンダフォムファインステンデラックスキツンは総合的に見て、良いキャットフードだと思います。
ビートパルプ=絶対に悪！と言うわけではありませんので、便の調子が崩れるようでなければ問題ないのではないでしょうか。
ここは考え方が分かれる部分でもありますが、着色料などよりはずっと良いかな？と思います。

もちろん、着色料もビートパルプも使っていないキャットフードもありますので、飼い主さんの考え方と子猫の体に合ったキャットフードを選んでください。